晩秋の那須
遅咲きのリンドウ
「致道(ちどう)博物館」
「致道(ちどう)博物館」ガイドマップ。
鶴岡公園の隣にある。
庄内藩主酒井家の御用屋敷だったものを博物館として公開。
貴重な建物を移築したりなどしてあり、巡って楽しめる。
旧鶴岡警察署庁舎。
2009年には旧警察署庁舎として日本初の重要文化財の指定をうけた。
2013年から2018年まで保存修復工事をした。
工事前は外部塗装が白色だったが、明治17年創建当初の青色の外壁が復元された。
「旧鶴岡警察署庁舎」を旧渋谷家住宅二階から見る。
この庁舎は庄内地方を代表する擬洋風建築のひとつ。
窓枠などには洋風の装飾があるが、屋根は和風。
旧取調室。
取調官は高いところの椅子、被疑者は低いところのムシロからお役人を見上げる形。
砂利の敷いてある「お白州」からムシロに変わり、少しよくなったのだろうか。
旧渋谷家住宅。
かや葺き屋根が美しい。
文政5年(1822年)に建てられたもの。
映画「蝉しぐれ」のロケに使われた。
屋根の妻側から見た姿が、武者のかぶった兜の姿に似ていることから「兜造り」と呼ばれている。
豪雪地帯のため広い敷地を使わず、屋内を3~4層(多層民家)に分けた構造となっている。
旧渋谷家住宅の外には、本物の干し柿が下がる。
旧西田川郡役所。
1階は、考古学資料を展示、2階は明治文化資料室。
ルネッサンス様式を巧みに取り入れた「擬洋風建築」。
「旧庄内藩主御隠殿」を旧鶴岡警察署庁舎二階から見る。
1863(文久3)年、江戸の中屋敷を解体して一部を移築したという「御隠殿(ごいんでん)」は、11代庄内藩主酒井忠発が隠居所として使用したもの。
酒井家に伝わる調度品やなどが見られる。
酒井氏庭園。
旧庄内藩主・酒井家の愛した庭園。
「この庭園は築山林泉庭園で、池の対岸築山の正面中腹に石を立てて庭景の中心とし、左手には枯滝を組み、その一帯にに渓谷の風景を作り出している。右手の出島には亀頭型の名石(珪化木)を立てて景を引きしめ、その奥は深い入江を作って、しずかな趣をみせている。」
「本来はやや右手の築山のうしろに遠く鳥海山を借景としてとり入れられていた。」
「東北地方では希に見る典型的な書院庭園として貴重なものである。」(案内板)
致道博物館
・所在地 鶴岡市家中新町10-18
・電話番号 0235(22)1199
(つづく)
#山形県
鶴岡カトリック教会天主堂
「天主堂」は庄内藩家老屋敷門の向こう。
1903年(明治36年)に庄内藩家老屋敷跡のなかに建てられた。
「天主堂」と書いてある札の掛かる屋敷門をくぐって教会に入る。
ロマネスク様式教会建築の傑作。
国の重要文化財に指定されている。
赤い塔の高さは23.7メートル。
教会司祭館
1914年(大正3年)築。木造2階建て。
左すみの縦に暗い影が天主堂。
天主堂内。
高い天井(「こうもり傘天井」)の梁が織りなす曲線が美しい。
椅子のしたは畳敷き。昔は、畳に坐ってお祈りをしていたそうだ。
「窓絵」
ステンドグラスに見えるが実は…。
「プリンティッド・フィルム・ステンドグラス」といい、薄い透明な紙に描かれた画を二枚のガラスで挟んで作られている。
日本では唯一のもの。
「黒い聖母マリア」像
1903年 (明治36年)、フランスのデリブランド修道院から教会落成記念として寄贈された。
フランス国立学術研究所の鑑定により「黒い聖母」と判明したのは1977年(昭和52年)だった。日本ではただ一体の聖母像である。
マリア像の黒い顔を説明する雅歌が旧約聖書にあり「私は…、黒いけれども美しい、私の焦げた色に目をとめるな。私は陽にやけた」と。(教会のパンフ)
出入口を中側から見る。
これはステンドグラスだと思われる。
外の緑とともに美しい。
鶴岡カトリック教会
・山形県鶴岡市馬場町7-19
・電話 0235-22-0292
(つづく)
加茂水族館 = クラゲ水族館
ヤナギクラゲ
北海道に出現する。
山形沿岸に出現した記録はない。
ニチリンヤナギクラゲ
アカクラゲとは別種。
アマガサクラゲ
生態は謎が多い。
パープルストライプジェリー
傘経が100cmにもなる。
エサはミズクラゲを与えている。
キタミズクラゲ
成長すると傘の縁が茶色になる。
乾燥したアカクラゲの粉末でクシャミをすることから「ハクションクラゲ」と呼ばれることがある。
クラゲ栽培センターで育てたクラゲをこの水槽に入れて育てる。
大きくなったら、下の写真のクラゲドリームシアターに移動する。
直径5mの円型大水槽。
下の方に映っている親子のシルエットがとても小さく感じられる。
さかなクンのお祝い
右から、入館者100万人、200万人、300万人達成記念のお祝いの絵。
300万人達成は、今年、2019年5月。
(つづく)
加茂水族館 = クラゲ水族館
世界一のクラネタリウム
タコクラゲ
傘に白い斑点があり、手が八本の大型クラゲ。
カブトクラゲ
光を反射し虹色に光る。
キタカブトクラゲ
水深1000m位にいることもある。
シンカイウリクラゲ
深海調査などで見られる。
カトスティラス
ペット用にフィリピンなどから輸入。色のバリエーションが多い。
ルテウムジェリー
オーストリアからポリプをいただき、ここで繁殖。
日本国内初展示。
ルサーナジェリー
傘経30cm位になる大型クラゲ。
プロカミアジェリー
傘経50〜100cmにもなる大型。
パシフィックシーネットル
アメリカ西海岸に大量発生することがある。
ポリプ
クラゲは、卵から生まれると「ポリプ」と呼ばれイソギンチャクのような形をしている。
このポリプが成長すると「ストロビラ」と呼ばれ、お椀のような形でいくつも重なっている。
お椀が一つづつ切れると「エフィラ」と呼ばれクラゲのような形になる。
(つづく)
#クラゲ #加茂水族館 #山形