山形県鶴岡市 and 酒田市 <5>
鶴岡カトリック教会天主堂
「天主堂」は庄内藩家老屋敷門の向こう。
1903年(明治36年)に庄内藩家老屋敷跡のなかに建てられた。
「天主堂」と書いてある札の掛かる屋敷門をくぐって教会に入る。
ロマネスク様式教会建築の傑作。
国の重要文化財に指定されている。
赤い塔の高さは23.7メートル。
教会司祭館
1914年(大正3年)築。木造2階建て。
左すみの縦に暗い影が天主堂。
天主堂内。
高い天井(「こうもり傘天井」)の梁が織りなす曲線が美しい。
椅子のしたは畳敷き。昔は、畳に坐ってお祈りをしていたそうだ。
「窓絵」
ステンドグラスに見えるが実は…。
「プリンティッド・フィルム・ステンドグラス」といい、薄い透明な紙に描かれた画を二枚のガラスで挟んで作られている。
日本では唯一のもの。
「黒い聖母マリア」像
1903年 (明治36年)、フランスのデリブランド修道院から教会落成記念として寄贈された。
フランス国立学術研究所の鑑定により「黒い聖母」と判明したのは1977年(昭和52年)だった。日本ではただ一体の聖母像である。
マリア像の黒い顔を説明する雅歌が旧約聖書にあり「私は…、黒いけれども美しい、私の焦げた色に目をとめるな。私は陽にやけた」と。(教会のパンフ)
出入口を中側から見る。
これはステンドグラスだと思われる。
外の緑とともに美しい。
鶴岡カトリック教会
・山形県鶴岡市馬場町7-19
・電話 0235-22-0292
(つづく)