クラゲと拳と周平と・・ 山形県鶴岡市 and 酒田市 <7>

山形県鶴岡市 and 酒田市 <7>

 「大寶館」と「藤沢周平記念館」

 

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大寶館とお堀。

鶴ヶ岡城址内にある。

 

大寶館は、大正天皇の即位を記念して1915(大正4)年に造られた。

大正時代のバロック様式を模していて、ネッサンス風のドームをのせている。

 

建物は物産陳列場から図書館へと使われてきたが、1988年からは鶴岡ゆかりの人物資料を展示している。

 

 

 

 

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大寶館へ向かう橋。

 

正面からは、建物の美しさがよくわかる。

展示する人物は定期的に替えている。

 

 

 

 

藤沢周平記念館

 

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記念館入口。

 

藤沢周平プロフィール (1927 - 1977)

 

 藤沢周平(ふじさわしゅうへい、本名小菅留治:こすげとめじ)

  • 黄金村役場等で働きながら鶴岡中学校夜間部に通い、山形師範学校に進む。卒業後、教師となるが2年後に結核がみつかり休職。闘病の後、東京の業界新聞社に勤務。会社勤めの傍ら小説を執筆する。

 

 

 

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(プロフィールつづき)

  • 微禄の藩士や江戸下町に生きる人々を描いた時代小説、歴史上の事実や人物を題材とした歴史・伝記小説など数々の作品を発表するとともに、作家としての日々の暮らしや故郷・庄内、鶴岡についてのエッセイも残している。
  • 平成9年、逝去。

藤沢周平記念館HP)



 

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企画展示、特別展示

第15回企画展〈 藤沢周平と米沢 〉

 会期:2019年9月27日(金)から2020年3月31日(火)まで

藤沢周平は上杉家や米沢藩を題材にして作品を執筆した。
上杉家に関する資料や自筆原稿、旧蔵書を展示、関連する作品、背景となっている歴史を紹介する。

【関連作品】
 長篇 『雲奔る 小説・雲井龍雄』(中公文庫・文春文庫)
    『密謀』(新潮文庫
    『漆の実のみのる国』(文春文庫)
 短篇 「幻にあらず」 『逆軍の旗』(文春文庫)所収
    「一夢の敗北」 『夜の橋』(中公文庫・文春文庫)所収
(記念館パンフ)



 

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館内に再現された書斎。

 

東京の自宅仕事部屋で実際に使っていた机や愛用品。

当時の柱や畳などの部材を移築した。

(記念館パンフ)

 


館内のサロンでは、藤沢作品や関連する郷土図書などを読むことができる。
インタビュー映像の視聴、作品のデータベース検索もできる。
また、書籍は購入できるものもある。

 


藤沢ファンがたくさん訪れていて、熱心に展示をみていた。

 


・大寶館
 所在地 鶴岡市馬場町4-7(鶴岡公園内)
 電話 0235-24-3266

 

鶴岡市藤沢周平記念館
 〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町4-6(鶴岡公園内)
 TEL : 0235-29-1880 FAX : 0235-29-2997

 

 (つづく)