「塩原御用邸」は栃木県令三島通庸の別荘だったものを天皇家の静養のために献上し、天皇や皇族が利用した。1981年(昭和56)「天皇の間」と呼ばれた御座所を移築し「天皇の間記念公園」として公開した。
京都御所と同じ木造平屋建ての和風建築。普通の家屋のように見えるが、床下には堅格子を打ち、侵入を不可能にしたりなど堅固にできている。
濡れ縁と座敷の間に畳廊下がある。(写真の左端部分)
洋風の照明がモダンな香り。畳に直に丸テーブルと椅子を置いている。
「塩原御用邸」の模型。
旧塩原御用邸は、1946年(昭和21)宮内庁より厚生省に移管されて失明者の施設となった。「天皇の間」であん摩、マッサージ、指圧、はり、きゅうの実習を行っていた時代があったそうだ。現在は「国立塩原視力障害センター」になり近代的な建物に変わっている。
「天皇の間記念公園」から南東1kmほどの距離にある。
「天皇の間記念公園」
那須塩原市塩原1266-113
Tel 0287-32-4037
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