芭蕉ゆかりの「芭蕉二宿の地」と「芭蕉翁塚」


高福寺の前の県道303号を白河方面に500mほど行った右側に「芭蕉二宿の地」がある。芭蕉は一泊の予定を雨だったため延ばして二泊している。




芭蕉二宿の地」高久家
左側が「芭蕉二宿の地」の石柱、右の石柱には「問屋」の文字がある。これは屋号だと思われる。この街道沿いの各家々には立派な屋号の記された石柱が立っている。



「高久家・真蹟句文碑」
高久覚左衛門宅跡の庭にある芭蕉の句碑。

みちのく一見乃桑門同行二人那須
篠原をたつねて猶殺生石みむとて
急き侍る程に雨降り出ければ
此ところにとゝまり候
           風羅坊
落くるやたかくの宿の郭公
木の間をのぞく短夜の雨  曽良

   風羅坊=芭蕉の別号。




芭蕉懐紙」
直筆の俳句懐紙を元に石碑を作る。
この写真は那須町教育委員会の看板を拡大したもの。



芭蕉翁塚」
高久家の白河方面ほぼ隣りといってよい県道沿いの場所に「芭蕉翁塚」がある。覚左衛門の孫の青楓が、芭蕉来訪を記念して建てたもの。この二本の柱の間を登ると下の碑がある。



芭蕉庵桃青君碑」
別名杜鵑の墓。
小高い場所からは県道の車の往来がよく見える。