井上靖記念館とそのまわり 旭川市<その 3(終) >



井上靖記念館
1993年(平成5)7月24日開館。
井上靖は,1907年(明治40)、現在の旭川市春光の師団官舎で生まれた。 約1年で旭川を離れたが、「私は誰よりも恵まれた出生を持っていると思った」と生誕の地・旭川への思いを記している。 
自筆の取材ノートをはじめ、直筆原稿、文学作品など,井上靖の83年の生涯を紹介する貴重な資料を展示している。(記念館HPより)





『雪の面』の直筆原稿
「群像」昭和49年6月号掲載。


映画『わが母の記
井上靖の自伝的小説「わが母の記〜花の下・月の光・雪の面〜」が、役所広司樹木希林宮崎あおい出演、原田眞人監督で映画化。タイトル『わが母の記』として、2012年4月より公開。

映画ロケは、東京・世田谷の井上靖邸で行い、2012年5月に書斎・応接間をこの地に移転した。執筆机や陶芸家・河井寛次郎の壺など、当時のままに再現している。





エゾノウワミズザクラ
記念館前に咲く蝦夷上溝桜=エゾノウワミズザクラ。





竹村病院六角堂
旧竹村病院の玄関を飾っていた塔屋部分で、明治34年の建設。旧旭川偕行社(現:中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館)の隣に移築される。

この写真の右に見える建物が中原悌二郎記念・旭川市彫刻美術館、左が井上靖記念館





旭川市彫刻美術館
旭川偕行社(現:中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館)国指定重要文化財明治35年、旧陸軍第七師団が旭川に設営されたさいに、将校たちの社交場として建設された。玄関正面に階段室、窓廻りに意匠を凝らしている。

  • 現在は改修工事のため長期間休館中。3年後くらいに開館予定。




春光園
三つ並んだ建物の前に広がる春光園には花が溢れていた。



(北海道 <その 3(終))