「中島知久平邸」の近代和風建築 <2> おわり


「中島知久平邸」


群馬県太田市中島飛行機製作所の創設者・中島知久平が両親のために建てた邸宅。



応接間ステンドグラス。








応接室天井のシャンデリア。


和風と洋風が溶け合っている。







次の間。


襖下にある横一線のシミは、昭和22年のカスリン台風による床上浸水の跡。ほかにもいたるところに台風の跡が残る。







四棟はそれぞれ別の大工棟梁が担当した。


そのため、屋根の傾斜が違っている。この瓦は、緩く外側に膨らんでいる設計。


逆に、反っている屋根もある。







南側から見た中島知久平邸。


ヒマラヤ杉の巨木が印象的。


長く手入れされなかったため幹があちこちに伸びていたが、つい最近、植木屋さんの手が入り整えられたとのこと。近くに寄ると枝の切り跡がまだ白かった。



この写真の右には利根川河川敷が広がる。
客室棟から南側を望むと、河川敷にあった中島飛行機の離発着を見ることができたそうだ。