間宮林蔵の直系の子孫が確認された

間宮林蔵記念館  茨城県つくばみらい市

 

 

f:id:nasuno_totteoki:20190212191008j:plain

生家の茅葺き屋根間宮林蔵記念館の入口。

 

間宮林蔵1780年(安永9)この地に生まれ、天文地理御用掛として蝦夷・千島列島・カラフトで活躍した探検家・測量家。
1844年(天保15)江戸の自宅で病死。65歳。

 

記念館は鉄筋コンクリート平屋建(写真の右側)。
展示室・ギャラリー・ホールなどを備えた近代的建物。

館内は撮影禁止。

 

 

 

f:id:nasuno_totteoki:20190209043952j:plain


間宮林蔵像と生家。

木造茅葺平家建。

 

この地から南西約50mの位置にあった建物を、1971年(昭和46)に移築し復元した。

 

 

 

 

f:id:nasuno_totteoki:20190209044007j:plain


生家の内部。

 

広さは76㎡(約23坪)。

竈が見える。

 

 

 

 

f:id:nasuno_totteoki:20190209044033j:plain


見あげると、骨組みが微妙に入り組んで美しい。

 

 

 

 

 

f:id:nasuno_totteoki:20190209044047j:plain

 

軒先の厚みが数十センチはある。

 

この厚みが夏は涼しさを、冬は暖かさを保つのだろう。
通気性に優れ、吸湿の作用もあるらしい。

 

 

 

 

f:id:nasuno_totteoki:20190209044101j:plain


存在感のある鬼瓦。

 

北海道開拓の父として有名。

間宮海峡を発見し、蝦夷地全土を測量し、伊能忠敬の「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」の北海道部分を完成させた。

隠密のような仕事もしていたらしい。 

 

 

 

 

f:id:nasuno_totteoki:20190209044115j:plain

 

記念館前の立像。

 

長年、測量のため働き生涯独身だった。

 

2003年(平成15)、生誕地の茨城県伊奈町で「林蔵祭」が開かれた。

 間宮林蔵顕彰会によって確認された「間宮林蔵の直系の子孫・間見谷(まみや)喜昭さんが参加」という新聞記事を見付けた。

子孫の方は、間宮林蔵アイヌ民族の女性との間に生まれた娘の子孫にあたり、旭川アイヌ協議会長をされた人。五代目の子孫になるとのこと。

間見谷喜昭さんは、2008年10月に78歳で逝去された。



〇 間宮林蔵記念館

 茨城県つくばみらい市上平柳64-6
 0297-58-7701(FAX兼用)