アシガール・私的(素敵?)覚え書き 「アシガールSP 9」

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アシガールSP」-9-

  超時空ラブコメ再び

     (放送日 2018年12月24日)

 

脇差しを掴み立ち上がる唯。

 

唯「若君を守れないなら こんなもの!」


 

脇差しを柱にぶつけ壊そうとする唯。

 

忠清「よさぬか! わしが…同じ気持ちとなぜ分からぬ!」

 

唯をおさえる忠清。

 

唯「若君…」

 

忠清「お前を失うたら… わしは…」

 

忠清の目に涙がにじむ。

 

唯「それでも若君を守りたい。どうしても守りたいんです」

 

唯の目にも涙。

 

忠清「唯…」

 

庭に立つ忠清。

 

忠清「もし、お前が…先の世で生きるというのなら…。わしも生きよう」

 

唯「私が戻れば…」

 

忠清のそばへ行く唯。

 

背景に、灯火に光る褥の錦。

 

唯「約束してくれるんですね? 死なないって」

 

忠清「生きる。 お前に守られた命を必ず…」

 

脇差しを差し出す忠清。

 

両手で受け取る唯。

 
どちらも同じ気持ち。

互いを大切に思う。
自分よりも相手を思う。

 

自分は戦国の世で死ななければならぬとしても、平和な先の世で相手が生きていて欲しい。


脇差しのニコニコマークが哀しい。



 

 

足軽姿に着替えた唯が縁に立つ。

 

忠清「空が少し白んできたようじゃ」

 

脇差しを構える唯。

 

忠清「さあ行け。わしは、しばし月を眺めていよう」

 

背を向ける忠清。

 

切り裂くように入ってくるメロディ。

 

♬ sometimes from the edge of the field

 

唯「若君 …生きて」

 

♬ sometimes from the maze of tall grasses

  your eyes your eyes

 

脇差しを抜く唯。

 

♬  gazing at me your eyes

 

 
ほかに道はない。

ふたりはこうするしかない。

 

第1回~12回までずっと観てきて、スペシャルになってからも考え続けてきて。…この道しか見つからない。

 

さあ、別れだよ。

時代が違うから、仕方ないよね。

 

なぁんて別の世界にいるから。

安全だから、全く他人事で。

 

そして、他人事なのに悲しい。

 

(つづく)