「アシガールSP」-12-
超時空ラブコメ再び
(放送日 2018年12月24日)
唯が戻った戦国。
忠清は、羽木のため相賀の人質になっていた。
家臣たちや領民たちとの話し合いでは、若君のため切腹するというものまで出て来る。
唯「名前も誇りも名誉も城も、全部、若君の命で全部、羽木のみんなの命っていうなら取り戻せばいい。若君を連れ戻します! 私がここへ。みんなのもとへ」
今度は羽木のみんなの後押しを受けて走り出す唯。
速川の家から飛び出すときと全く同じだね。
後押しがなければ、ヒトはこんなに走れない。
忠清は相賀の娘との結婚式直前!
礼装の二人を見てご機嫌の相賀。
相賀「なかなか似合いの夫婦ではないか。これで、相賀の守りも安泰じゃ。信長様もさぞやお喜びであろう。いや~ めでたい! では 早速、夫婦の杯を」
宗熊「その前に、この辺りの習わしにて、福を招く月光舞をご披露いたしたく…」
相賀「月光舞とな。それはよい。 見せてもらおう」
宗熊「いざ!」
鈴の音。
羽衣のような衣装を纏った一笠座の女たち。
あやめ「一笠座のあやめにござりまする。今宵は見事な満月。つたなき舞なれどお二人の行く末を祝うて、ひとさしご覧に入れまする」
♪月満ちて 光輝き めでたけれ 光輝き めでたけれ めでたけれ♪
踊るおんな達。
相賀「ホホホホ、これはよい」
♪めでたけれ めでたけれ♪
おんな達の輪の中から、一人の女性が進み出る。
女性「わらわは月の姫なるぞ」
あやめに化けた唯がにっこり笑う。
信茂「むじな!」
唯「今宵、月より舞い降りて、いとしき夫を迎えに参った」
忠清「唯・・・」
唯「若君・・・。 てか何なんすか、この女!」
忠清「あ…、すまぬ」
お似合いの夫婦、ん?。どこか見覚えのある新婦。
もしかして、もしかして、唯の高校の同級生じゃないの。
あまたいる俳優のなかで、こんな重要な役をダブルですることはない!
同じ役者を起用する意味はない、と思うが。
木村先生だって戦国にもいるし…。
時空を超えて、現代と同じ人物が戦国時代に存在する不思議。
その存在が多ければ多いほど、タイムマシンの力を信じたくなる。
やっぱり相賀の娘も時空を超えてきたのね。
「てか何なんすか、この女!」と言う唯の気持ちはわかるなぁ。
忠清さん、さぁ詳細を説明せよ。
今後いかがするおつもりじゃ。
「あ、すまぬ」じゃ、すまぬよ。
「婚儀をして、わしが相賀に与すれば誰も羽木に手出しはすまい。皆の暮らしは、わしが守る」と呑気なことをおっしゃいますが、重婚(?)ですよ。現妻・唯はどうする?
ま、戦国でそのようなことはどうでもいいのか。
(つづく)