「アシガールSP」-14-
超時空ラブコメ再び
(放送日 2018年12月24日)
櫓に駆け上がる忠清と唯。
忠清「相賀殿、妻が迎えにまいったゆえ月に戻らねばならぬ。ご容赦下され」
相賀「何だとっ!」
唯を見る忠清。
忠清「唯… 参るぞ」
にっこりする唯…。
唯「はい!」
刀を空へ投げる忠清。
抱き上げられた唯が脇差しを抜く。
唯「若君。 もう二度と離さないで…」
微笑む忠清。
しがみつく唯。
家来たち「消えた、消えた、消えた消えた・・・」
二人がいた場所の手摺りに、空から落ちてきた忠清の刀が突き刺さる。
二人を消したタイムマシンの派手な働きで、相賀たちはその場に跪き拝み始める。
そうだろうね。もちろん現在の科学だって説明できないだろう。
だから、今だって拝むかも。
あたりまえか。高い櫓の上で、突然消えたのだから。
不可能が可能になると胸がスッとする。
平成の世。
食卓を囲む速川家。
忠清「うん、やはり父上の作る飯はうまい」
唯 <若君が、うちで一緒に朝ごはん食べてる~ >
美香子「唯、口が開いてるわよ」
唯 <たまらん。 前髪のピンが もう! >
尊「お姉ちゃん、ごはんこぼれてるよ」
家族揃って朝食を摂る日常、普通、日々。
そうでもないか。
両親と子どもたちが同時刻にテーブルについて朝食を食べることは、案外むずかしいのかも。
(つづく)