「アシガールSP」-15-
超時空ラブコメ再び
(放送日 2018年12月24日)
高校のおもてに、制服姿の忠清。
遠巻きに写真を撮ったりする女子高生。
唯「あ~、どいて、どいて! どいて。そこ、どいて!」
唯に気づき微笑む忠清。
駆け寄る唯。
唯「若君、待ちました?」
忠清「いや、さほどでもない」
唯「じゃあ 行きましょう」
手をつなぐ。
悲鳴を上げる女子たち。
女子高生たち「え~、何で? 何で?」
・・・・・・・・・・・・・・・・
公園で壁ドンする忠清。
忠清「で、どうすればよいのじゃ?」
唯「このままで…、しばし……」
手をつないでの「制服でぇと」や「壁ドン」、描かれてないけれど「ラーメン一口ずつ味見しあったり」・・・。
唯が戦国で夢見た一つ一つを、忠清と一緒に大切に実現していく。
これは感激でしょう。
10代の頃、気になる人が自分の部屋にいるとして。
えーとえーと、これは邪魔、あれはもっと見える場所に、えーとえーと、このスカートでいいのかな。
どこに坐る? 何を飲む?
なんて妄想していた。
唯はもっとず~っと上を行っているけれども。
雨上がりの濡れた敷石。
芝生の露。
樹々の広がり。
遠く遊ぶこどもら。
ガラスに映るふたり。
ガラスの映像のほうが、実像ではないかと思えるほどに美しい。
唯のかわいいソックス、忠清の光る靴。
唯のショートヘア、忠清のロングヘア。
揺れるリボン。
はにかむ唯。とまどう忠清。
まぁ、とんでもなくきれいな壁ドン!
実験室で将棋を指す忠清と尊。
覚「次の満月には、お父さんと若君が戦国に行くっていうのは どうかな?」
尊「できないよ!タイムマシンは、2人用の便利な乗り物じゃない。これ以上、自由に過去と未来は行き来できない。次に使用したら間違いなく 時空に亀裂が入る」
忠清「つまり、戦国か、こちらの世か。どちらで生きるか選ばねばならぬと。・・・そうか。相分かった」
香車を置く忠清。
いままで幸運にも使えていたタイムマシンに、限界があることを告げる尊。
そうだよね。そんなにいいことばかりは続かない。
科学にも強い忠清。
学んできたことは違えども、洞察力、理解力、判断力は鋭い。
これからの人生をどちらの世で過ごすか。
そういえばあっという間に将棋も覚えたのか。戦国にもこの形であったのだろうか。
香車を置くことにももちろん意味があるのだろう。
このドラマには、どんな些細なことがらにも深い意味があるのを知っているぞ。
(つづく)